2012年9月2日日曜日

桐島、部活やめるってよ



各所で話題なので、見てきました。
映画の日ということもあって、ほぼ満席でした。

いやーおもしろかったです。スルメ型な気がします。
じわじわクル。

前情報なんにも無しで行ったので、
てっきりポスターに載ってる子が桐島くんなんやーと思ってたら
違うんですね。しかも、驚きの仕掛けになってました。

イケテル(とされる)帰宅部男子、映画部男子、
イケテル(とされる)女子とバド部女子、吹奏楽部女子
大まかに分けると、この4グループで物語が進行します。
タランティーノ方式で、各自の視点があって
そのリフレインでグルーブを生み出すタイプの映画です。
映画部は、それがある種メタ的な役割を果たしていて
なおかつ最高にオモシロい。ルサンチマンの塊!
なんですが、こいつらを笑っていていいのだろうかという思いが
途中から湧き出てきたんですね。
もちろん映画の作りとしては、笑かしにかかってきてるんですけど
こいつらは真面目に言ってる訳なんですよねー
ある種「モテキ」のときと似たような気持ちになりました。
非常にアンビバレント。 (劇中でのカルチャーの扱い方的なことを含め)
とくに舞台が高校なので、自分が高校時代に
そのカースト制度において、 どういうポジションだったかで
考え方、見方が180度変わると思います。
バド女子と桐島の代わりのリベロ男子のところが結構好きです。
持たざる者とはじめから持っている者問題ね。
あんまりクローズアップされないけど。

モテキ的といえば、この映画の橋本愛は完全なるMurderer.
劇場出たあとに、長澤まさみ超えたとの声も聞こえました。
ボク的に映画館のシーンは甘酸沸点最高値。キマしたね〜
なのに、あのミサンガ…ふざんけじゃねーよ!
よりによって一番しょーもなさそうなやつかよ!
と思いましたw
他のクソみたいな女子は、いい感じに
クソみたいで良い味出まくり。(褒め言葉です)
中でも、この映画の最高なシーンはやっぱり屋上で全員集合したところ。
8mmカメラで撮ったゾンビ映画が劇的にかっこ良く見えるんですよねー
何故か。美しいとさえも思えたのです。

終わり方がよく分からんとか云々文句いってる輩がいるみたいすけど
それ考えたりするから映画はオモシロいんですよ。

嫌いになれない良い映画でした。 

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