2012年10月13日土曜日

oasis


peko君と東京で会ったときに映画の話になって
レコメンしてもらったので見ました。
かなり衝撃的で、dopeでした。。
韓国映画のエッジさよ…

監督はイ・チャンドン。シークレット・サンシャインの監督すね。
リリースはシークレット・サンシャインより以前。
あらすじとしては、ムショ帰りの男と重度の脳障害を抱えた女性の恋物語的なことです。
言ってしまえば2人とも社会的立場が弱いんですね。
男は前科3犯で、ひき逃げの刑期を終えて出所したところから物語が始まる。
家族からは嫌われているし、ろくに仕事もしないし、見つからない。
前半、結構この男のキャラ説明的なシーンが結構あるんですけど
その時点では、かなりイライラするんです。言動が物凄くガキだから。
良い意味で言えば無邪気なんですけどね。
その無邪気さから、ひき逃げで殺してしまった人の家に謝罪に行く。
そこで初めて重度の脳障害を抱えた女性と出会うのですが、
その女性は自分が殺した人の娘。
はじめて会ったときは、この男はウルトラ最低なことをするけど
徐々に仲良くなっていく。
(罪滅ぼしと考えたのか、それともホントに好きになったかは難しい問題だけど)
中盤ぐらいまでダラーと、その感じが続くけど
中盤〜終盤がこの映画は凄まじい。
要は社会にうまく適合できない人の意見は聞かなくていいんですか?
っていうことで。この映画を見てる人は
2人がただ本当に仲いいんだってことを
まざまざと1時間近く見てるから、あのエンディングに対して
それはおかしいやん!っていう気持ちにはなる。
けど、これが自分の身の回りで起きたときに
果たして、その人達の話を聞こうとする姿勢があるのか。
障害を持ってようが、心は人間であり
あたまから「かわいそうに〜」みたいな見方してんじゃねーよ
って言われた気がしました。
最近観た「最強の2人」にテーマがかなり近いけど
映画としての見た目が全く異なるのがおもしろいし、韓国っぽかったなー
主演の脳障害の女性を演じたムン・ソリは
今までみた映画の中で一番すごいと思った女優です。

底が知れない、Korean Movie...

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