2013年1月27日日曜日

ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日


劇場の予告編で見て、これはオモシロそうと思って見ました。
IMAXで。素晴らしい作品でした。
というよりIMAXで見るか/見ないかで評価は全く異なると感じました。
まさに第2のアバターといえるでしょう。
ストーリーとしては作品に悩むカナダ人の小説家が
あるインド人の体験した話を聞くという形。
インド人の家族が経営していた動物園を閉鎖し
カナダに移動する途中に水難事故に遭遇する。
運良く彼だけが救命ボートに生き残る。
そのボートには何匹かの動物が乗っていて、トラもそのうちの1匹。
それぞれ生き延びる道を選択していく。
なにが良かったといえば、もう映像!質、迫力ともに圧倒的でした…
特に夜と水(海)の映像は、実際に自分がそこにいるかのように錯覚しちゃうぐらい。
実話に基づいたといっても、その実話自体がフィクションみたいなもの。
だから、アルゴのときに感じた違和感はなかった。
(ノンフィクションですから!っていう逃げ)
また主人公は宗教に対して熱心ば信仰を持つ。
そりゃ227日間も漂流して助かったら神様はいると感じるかも。
そもそも彼はキリスト、イスラム、ヒンドゥーの
3つの宗教の掛け持ち(!)で、元々そういうタイプの人間。
これに対して父親は物事を理性で考える。
結果的に、それらの歯車がガッチリ合ったことで
彼は生き延びることができたと思います。
つまり、トラに対しては理性を持って対応し
「生きる」ということに対しては宗教の持つ希望性で対応した。
まぁ、トラがね〜すごい怖かった。迫力半端なかった。
徐々になついてはいくけど
結果的に観客が思うようなオチではないのが良かった。
これとシンクロするのが、嵐の中で突如光がさすシーン。
信仰、友情、希望etc…は人間特有の感情で
それを動物に押し付けるのは人間のエゴなんじゃね?
普段ボクがペットに対して抱いてる感情と合致して
そうなんだよなーとか勝手に思っていました。
2Dで見てもあんま楽しくないし、最低限3Dで。
できればIMAXで!

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