2013年4月25日木曜日

ハッシュパピー バスタブ島の少女



なんとなく有楽町で。
主演の女の子がアカデミー賞主演女優に
史上最年少ノミネートされたことで注目されてますね。
映画自体は後半が好きでした。
「泥臭くて、少しファンシーなライフ・オブ・パイ」っていう表現が
個人的には一番しっくりきています。

ハッシュパピーっていうのは女の子の名前で
海抜0mのようなとこりに父親と2人で暮らしている。
母親はいなくて自然に囲まれたところで
のびのびと生きている中で 、突然の豪雨で街が水浸しに。
と同時に父親が病気で、そういう過酷な状況で
彼女がどうやってサバイブするかって話。
正直、前半は間延びしている印象でした。
彼女の状況説明がまどろっこしいというか。
6歳の女の子がそんなこと言うかな?って内容が
ナレーションで語られたりするとね…
彼女が不幸な生い立ちであることは分かるけど。
少し退屈と感じ始めたところから、後半の面白さの伸びが!
特に強制退去させられて、避難所に押し込められるところから。
3.11以降、特に年配の人が危険な場所だとしても、自分の土地に戻りたい
っていう話をニュースやら新聞で見る度に、その感情があまり理解できなくて。
この映画を見れば、育った土地への愛情を感じることができるかと思います。
一番好きなシーンはパピーと子ども達がちょっとした旅に出るところ。
ショーパブみたいなところに流れ着くんだけど
そこで、父から聞いていた母親像にぴたりとハマる女性と出会って
父へ思い出の品として持って帰るのがワニの唐揚げw
それに加えて、子ども達がショーパブのお姉ちゃん達に
抱かれているシーンは哀しさと美しさが同居する
最高に映画的瞬間で超アガリました。
ラストも、ハッシュパピーが「死」を圧倒的な「生」の力で乗り越えてしまう。
それをファンシーに描いているのも良かった。
あと特筆すべきなのは、父親のバイブスの高さ!
不器用だけど勢いはハンパないw 何回も笑った。

Who's the men? I'm the men!!

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