2013年5月6日月曜日

17歳のエンディングノート



ダコタ・ファニングをスクリーンで見たくて飛び込み。
梅田ガーデンシネマにて。
タイトル見ただけで、ダコタが死ぬ話なんだろなー
と分かってしまうというね(原題はNow is good
いかんせんタイトルにエンディングノートって入っていると
砂田監督の大傑作を想起するし、ホント意味のない邦題ヤメたほうがいいよ!
内容は『死ぬまでにしたい10のこと』をかわいらしくした感じでした。
最高!って訳ではなかったけど
各シーンでは好きなところがありました。

ストーリーとしてはダコタが白血病で余命幾ばく。
人生にやり残しがないようにリストを作っていると。
そのリストにはillegalなものが含まれてたりして
家族を困らせる。(万引き、ドラッグとか
両親は離婚してて、ダコタが何かしでかす度に
父親が叱るんだけど、「どうせ死ぬんだからいいじゃん!」っていう
ラストワードを突きつける。
自由奔放な行動を取り続ける彼女は、隣人のアダムに恋に落ちる。
彼と過ごす時間を優先する。
この背景には父が過度の心配による束縛、
母は関心が低いってのがある訳ですが。。。
んで、このアダムとの恋愛物語が甘酸100%で好きでした。
アダムの感情の微妙な機微もおもしろかった。
好きなんだけど、失うことの怖さが先行する感じ。
あと、リストの中身も変に大人びてなくて
高校生が短絡的に考えそうなことばっかりなのも好感持ちました。
親友の妊娠の話も、保守アメリカ的な考えでもあるんだけど、
「生」と「死」の対比に持ち込むことで
変なイデオロギーにしていないところがナイスでした。
一番好きなシーンはやっぱラスト。
今まで仲悪かった家族が彼女の死をきっかけに
もう一度仲良くなるところ。
せっかく家族がもう一度始まりそうなのに、そこに自分がいない切なさ…
この描き方がとても好きでした。

ただ、どうしても納得できないことが2つ。
1つは死因が白血病ってこと、もう1つは彼女が治療を拒否した理由。
白血病でもう助かりません。って
骨髄移植云々のくだりがないと納得できないし
彼女の死に対する達観した感じも納得できなかったな〜

こういう映画を見て、死について真剣に考える。
そしてダコタ・ファニングはkawaii

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