2013年5月24日金曜日

ハナ〜46日間の奇跡〜



TL上でにわかに話題になっているのを見かけて。
渋谷のオーディオトリウムでポスター見かけたときに
ペ・ドゥナかーと思ってたら、上映終わってた。
けれど、虎ノ門の映画館で見れると知り、ソッコーで行きました。
この映画館っていうのが、また強烈で移動型の映画館が
神谷町のオフィス街のところに突然出現する。庭みたいなところにあるのです。


右奥のドームみたいなのが映画館。写真には入ってないけど
左側にはKIRINのビアガーデン、さらにはフットサルコートも。
まさに都会のOASIS.
映画館自体は50人くらいのキャパで、スピーカーも3つしかなかったけど
十分堪能できました。段差が結構ついているので見やすい。
普段はクラシック映画が多めで、1本だけ新作みたいな感じ。
東京在住の方は要チェック→リンク

肝心の映画ですが
多少どうかな〜と思う展開もあったり、ベタやな〜とか思っていましたが
後半約60分くらい涙腺崩壊して、ずっと泣いてました。すげー好きでした。
世界各地で民族紛争はたくさんあると思うけど
韓国と北朝鮮は特殊だと、改めて痛感しました。
よく言う話だけど、東京と大阪で50年くらい戦争してる感覚。
基本的には卓球を題材にしたスポ魂もので、そこに南北問題が絡んでいるつくり。
1990年代にKOREA統一チームとして、世界大会に出場するんですが
当然両国は文化も違うし、最初はクソ仲悪いんですよ。
でも、徐々に仲良くなっていくアノ感じ。
若者が主人公ということもあり、青春ビンビンなところはビンビン。
全体にコミカルなシーンが多いのが前半。
だから、後半のカウンターが痛くて、辛くて、苦しくて…

とても見て欲しいので多くは語りませんが
北朝鮮のスンボクという選手のエピソードがガン泣きでした。
最後の最後で、己に打ち勝つ姿は最高。
ペ・ドゥナとハン・ジウォンの友情もジワジワと時間かけ
卓球を通じて、お互いを認め合うプロセスは見てて胸キュンしまくり。
プライドの高い2人が協力して試合する姿は神々しくさえも見える。
でも、決勝の試合はそこまでカタルシスを感じさせないような
結構もたついた作りになっているんですね。
それは試合後に待っている現実問題を突きつけるため。
いやーもう泣きまくった訳ですが、ホントなんなんすかね?
いまだに戦い合って意味あんのか?って最近思う。
大人達の負の遺産を清算できるのは、これからの若い世代だと思ってるし
皆仲良くしよーぜ。と思います。
これから東京以外で、順次公開っぽいので是非!

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