2013年6月2日日曜日

イノセント・ガーデン



オールド・ボーイの監督、パク・チャヌク監督最新作。
実はオールド・ボーイ未見なんですが、めざましテレビでインタビュー見て
仕事終わりに飛び込み。脚本がプリズンブレイクのマイケル役である
ウェントワース・ミラーというのもビックリ。
前情報はほとんどなしで見ましたが、Crazyで良かった!
アニマル・キングダムに近い感じです。(あのババアも出てるし)
父を亡くした母と娘、そして父の弟である叔父の物語。
冒頭から抽象的なセリフと意味深な娘のショットから始まります。
父の葬式にこれまで見かけたことがなかった叔父と突然同居することに。
叔父は超男前でマッチョ、料理もできる完璧に見える男。
母であるニコール・キッドマンもその魅力に引かれていくんです。
そこで、娘だけが彼の真の姿を目撃してしまい、相手にしない。
でも徐々に叔父の持つ狂気に惹かれていって…という話。
この叔父の狂気性が映画のキモで、見事なくらいCrazy.
後半で出てくる幼少の頃のある事件とか、最悪でした。。
彼の武器がベルトというのもFresh!!
特にモーテルの電話ボックスのシーンはうわ〜って声に出してしまいました。

あと撮り方というか構図が特殊。
変なところにクローズアップしたり、引きの画もオモシロかった。
映画全体の不穏感は、こういうところからも出てました。
また本作では靴が大きな役割を持っているのですが
スニーカー⇒ピンヒールのところは
履いちゃダメー!そっち側に行ってしまう〜
というハラハラを生み出す装置として素晴らしかったと思います。
そっからラストまでは目が離せない。
狩猟とのクロスカッティングでカタルシスは増大。
詳しくは言いませんが、自立した彼女が取る行動として
それなのか…と。
しかも、そっから冒頭のシーンが回収されるんですが
初めに見たときと印象が全く変わっているというね…
こういうのはとても好きだけど、とても怖い。

前半退屈なところもありますが、サスペンスとしては今年一番くらったかな〜
オールド・ボーイもさっさと見ます!

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