2013年6月2日日曜日

きっと、うまくいく



1年ぶりくらいにシネリーブル池袋にて。
映画の日ということもあり、ほぼ満員でした。
とてもオモシロかったけど、疲れました…
初めてインド映画いわゆるボリウッド見たんですけど
どの映画もこんなテンションなんでしょうか。
物理的なvolumeもさることながら、感情をゆさぶる乱高下飛行。
映画1本見たら、喜怒哀楽の全部乗せでした。みたいな。
原題は3 idiotsで文字通り3人のバカ、悪友同士の
大学での思い出と大人になった現在クロスオーバーしながら描いていく。
8割くらいは大学での物語。ICE工科大という理系大学で
しかもメインの舞台が寮なので、男臭い。
オレも理系ですが、あそこまでヒドくなかったw
3人は部屋が同じでとても仲良いんだけど
悪いし、頭もよくないから学長から問題視されている。
でも、ランチョーという男だけは頭が超いい。
現在のエピソードでは行方不明になった彼を
ラジューとファランが捜すエピソード。
大学が舞台なので、教育論も語られる。
2つくらいあるんですが、これらのシーンでランチョーが
どういう人間か説明されていると思います。
日本の詰め込み教育が良くないと言われて久しいですが
インドも似たような状況なんでしょうか。
それに対するランチョーのカウンターは気持ちいい。
(映画見終わったあとでは、ちょっと感じ悪いなと思うけど)
学生の自殺も大きくフォーカスされています。
日本では留年してもヘラヘラしてる人多いですけど
インドだと家庭環境によっては
留年すると家族全体の生活の破滅を考えてしまう環境。
特にいかにも今のインド的なイケイケミュージカルシーンから
ドーン!と突き落とされる。この落差は初めて見たレベル…
これが伏線となり、苦学生であるラジューの決断が重かった。。。
ほぼコメディなんだけど、合間合間にこういうエピソードあるから
見た後に疲れるんです。実人生に近いですよね。
ランチョーがスーパーマンで、劇中でも
残り2人が茶化していうように導師の役割を果たす。
そのランチョーのバックグラウンドもまた切ないんです。
だからこそ、彼は皆がなし崩しで生きていることに対して本質をついてくる。
惰性的に生きても意味ねーじゃん!好きなことやれよ!
と言われて、胸が締め付けられるような思いをしました。
とーまぁ色々あるんですが、とにかくAll is well〜なので
ぜひとも見て欲しい作品です。

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