2013年7月18日木曜日

アウトロー



某先輩曰く、「今年は不作の中、アウトローが良かった」
と聞きつけて、ブルーレイで。
劇場で予告編は何回も見てて
そのたびに天の邪鬼精神を発揮し、絶対おもんないやろなー
と思っていましたが、想像していたものとは異なり
良かった!やっぱ見ないと分かりませんな…
劇場で見といたら良かったと後悔しました。

リー・チャイルドというイギリスの作家が書いた小説を
映画化したものが本作。その主人公の名前がジャック・リーチャー。
(原題はJack Reacher)
ある無差別事件について、その犯人の弁護士とともに
リーチャーが捜査するという話。
なんといっても物語全体のトーンが想像と全く違った!
予告編では、いかにもトム・クルーズの商業映画感を
ビンビン感じてたんですが、実際のトーンはかなり低め。
最初に起こる事件は単純なんだけど
冒頭5分弱、台詞なしで淡々とカッコよく見せながら
事件を見せるというのはいいなぁと思いました。
リーチャーは謎に包まれた超無敵野郎。
その無敵さを表現しながら、事件の捜査が進んで行くといった感じ。
僕が一番好きだったのは、狙撃練習場のおっさんとのバディですね。
特に採石場での最初の銃撃シーンは最高でした。
音楽なしで緊張感もありつつ、おっさんのファニーさもあるし。
その後の急に殴り合うところも最初は「なんで?!」と思ったけど
「そうや!こいつのことは殴り殺すって言ってた!」と思い出したり。
公衆電話から犯人に電話かけるところも
アホっぽいけど、シリアス。って感じで楽しい。

最後のリーチャーの選択も、一方的な正義感というよりも
これまでのリーチャーの言動を考えると納得できたっす。

私のようにトム・クルーズ映画と半笑いで考えている方は
是非見てほしいと思います。オススメ!

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