2013年8月10日土曜日

許されざるもの



特大クラシックですが、未見でしたので。
渡辺謙主演、李相日監督でリメイクされるのも話題ですね。
ダーティハーリーから繋がるクリント・イーストウッドの
暴力へのスタンスがよく分かる映画で、最高におもしろかった!
伝説の殺し屋であるクリント・イーストウッドは
奥さんのおかげで更正し、農民として細々生きていた。
そこへ賞金稼ぎの話がきて、11年ぶりに銃を持ち
悪党を成敗しにいく話。西部劇です。
なんというか、安易な二元論で善悪を決められますか?
という話なんです。
この映画では、小さな街が舞台となっていて
保安官が過度な締め付けを行っている。
(銃を持ち込むんじゃねぇ!という)
表向きに見れば、間違っていない考えなんだけど
過度な正義が悪に成りうる。
クリント・イーストウッドは最初よぼよぼのロートル。
馬に乗るのもままならない。
一旦、保安官にボコられて、死にかけてからのぉ〜
クリント・イーストウッド無敵化。
ターゲットのことを躊躇なく撃つし、ノリノリ。
でも、仲間のモーガン・フリーマンは
暴力に嫌気がさしちゃってるし
甥っ子は人殺したことないから怯えてるし。
暴力の連鎖が産む怖さと、暴力に初めて触れる怖さ。
この両方を2人のキャラで描いていると思います。
モーガン・フリーマンが殺されてしまって
イーストウッドが酒を飲むシーンはマジで怖い。
これまで亡くなった奥さんのことを
どこか感じさせていたのに
このシーンで、殺し屋としてのアクセル全開。
そこからの仇討ちは最高でした。

まだまだ見れてないイーストウッド作品見ていきたいっすね。

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