2013年10月17日木曜日

ウォーム・ボディーズ



したまちコメディ映画祭で監督が来て、
先行上映してましたが、
地獄でなぜ悪いと同日だったため見逃していた作品。
予告見たときはあざといな〜と思ってましたが、
完全な偏見で、楽しく見れました。
そもそもなぜ見ようと思ったかといえば、
50/50」と同じ監督の作品だったからです。
50/50は難病ものでありながら、
世界を肯定する作品だったことに非常に好感を持ちました。
そして、今作もゾンビが世界を救う!という
ゾンビの存在を肯定的に描いたオモシロい作品です。
ヘビーなゾンビ好きの人からすれば「はぁ?」
と思うかもしれませんが、甘酸eyeで見れば
悶絶シーンのつるべ打ち!
特に本作は音楽がとても素晴らしいのです。
主人公はゾンビで、人間に恋をする。
言葉で伝える事が出来ないから、
レコードで音楽をかけることで気持ちを伝える like DJ.
話しかける事もそうですが
ゾンビのさらに先のガイコツという設定もあります。
この映画ではガイコツになってしまうと
意思もなくなり、化け物になってしまう。
この受け皿を用意することで
ゾンビがその狭間の存在として機能する訳です。
本作では境目にいるゾンビを通じて「愛」を語る。
ゾンビ⇒人間へも愛がきっかけ。
とくにオッサン達が心を取り戻すシーンはナイス。
身分違いの恋なので、ロミオとジュリエット形式。
主人公のゾンビを人間界に馴染ませるための
化粧するシーンで爆笑しました。ここも音楽がポイント。
この映画におけるゾンビは
自分の世界に閉じこもっている人間のメタファーであり
「テメエら外の世界見ろよ!」という気持ちが
映画からビシバシ伝わってきた。
最後の落とし込み方に少しざわっとしましたが
女子におすすめのゾンビ映画です。

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