2013年12月8日日曜日

ウォールフラワー



甘酸成分を求めていたのと、タダ券があったので、
しっかりと見てきました。
その期待を裏切らない見事な甘酸映画でした!
原作が有名な小説らしいんですが、未読。
その小説をなぞるような構成の映画となっています。
主人公(チャーリー)は高校1年生の男子。中学校ではパッとしなかったけど、
高校では意気込んでいるけど、なかなかうまくいかない。
そこに現れた高3のあるグループと仲良くなり、
彼らとの友情、恋愛について、主人公が「トモダチ」という
架空の存在に手紙をあてる形でお話が語られます。
この映画の特筆すべき点は音楽ですね。
最近、ロックも聞くようになったのはこういった映画があるから。
アメリカ青春ムービー×ロックの組み合わせは大好物!
物語のキーとなる曲はこんな感じ。
The Smith "Asleep"


David Bowie "Heroes"


The Beatles "Something"(厳密には流れません)


そして、アメリカ青春ものの定番、
好きな子にミックステープを送るやーつ。
そしてヒロインがエマ・ワトソン。
これらの要素を伴い、この時点でいわゆる5億点!
前半で描かれるのは他愛のない高校生活。
チャーリーに友人ができて、エマ・ワトソンに恋するところがメイン。
友人がいることの素晴らしさが
この映画からはめちゃくちゃ伝わってくる。
最初は閉じていた主人公が、友人ができて、
彼らと共に時間を過ごすことで、
明らかに変化、成長する姿は見てて愛おしい。
象徴的なのはパーティー中に隅で立っていた彼が
高3のグループにジョインするのとか、
ロッキーホラーショー の舞台に立つ姿とか。
友人の存在が彼の学生生活を充実させていく。
後半は前半でも少しでていた彼のトラウマの部分が
何であるかという話にフォーカスしていく。
この辺がただの青春恋愛ものとは異なるし、
思っていた以上に事実が重かった…
そして、前半はうまくいっていた人間関係もドンドン破綻していく。
アメフト部とゲイの関係や、
チャーリーが好きでもない子と付き合ってしまい、別れちゃうとか。
それに伴いトラウマに基づく幻覚は加速していく。
高3の友人たちは大学生活へと旅立っていく。
その前夜にエマワトソンとイイ感じにあるんだけど、
それが引き金となり、彼の抱えていたトラウマの正体に
自分で気付いてしまうという残酷さ。
そっから無事に立ち直り、迎えるラスト。
これがねーもうねーマジで最高なんですよねー
是非見て確かめてください!

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