2014年4月20日日曜日

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!



サイモン・ペッグ×ニック・フロスト×エドガー・ライト!
この組み合わせで、
ショーン・オブ・ザ・デッド、ホット・ファズと産み出した
彼らが組んでオモシロくない訳が無い!ということで鑑賞。
やっぱり安定のオモシロさ、WTF!な作品でした。
ビール好きにはたまらないし、展開のスペクタルさがFRESH!
(ショーン・オブ・ザ・デッドをupadateしたような印象)
舞台はイギリスの片田舎。
高校の仲良し5人組が卒業時に、
街にあるパブ12軒を制覇しようぜ!って飲み倒したものの、
すべて回りきれなかった。
それを年取ったオジさん達が再度街に集結し、
今度こそ制覇しようぜ!と皆で飲み倒してたら、
街の様子がどこかおかしい…
そこは宇宙人にコントロールされ、
ロボットだらけの街になってた!
そこから世界を救うことが出来るのか?というSF物語。
サイモンの回想シーンから始まり、
それで物語全貌がある程度把握できるし、
落とし方が禁酒会なのも好きでしたね。
サイモンが大人になりきれない大人であるのに対して、
残り4人は大人として自立している。
旧友たちはサイモンの誘いを渋々了承し、パブ巡りがスタート。
1軒目からかましにきてて、
古くは郵便局云々の説明のフリから2軒目までのくだりは
笑ったし、その現象を「スタバ化」と呼んでるのもナイス!
粛々と巡っていくんだけど、最初ニックは酒を一切飲まないし、
サイモンのことウゼーなぐらいのスタンス。
ある店でそれがピークとなり、帰ると言い出す始末。
そこでサイモンがトイレで、ある少年と殴り合いになったところから、
物語は一気に加速する。そこで街の異変に気付き、
逃げようと考えるんだけど、バレないようにパブ巡りを続行。
ここからひたすらロボットとのバトル!バトル!
特にニックがショット5連続一気してからの
暴れ方がとにかく最高。はじめは品行方正なキャラなだけに、
弾けたときの「キター!」感がたまりません。
今回ホント素晴らしいなと思ったのはアクションのキレ!
撮影、編集のキレの良さが抜群で、息つく暇も無い。
物語が進むにつれて、それが加速していくのも良かった。
何度か街からescapeするチャンスがあるんだけど、
サイモンは12軒制覇の夢を捨てきれず、
最後のパブ、ワールズ・エンドへ。
さらにこっからトンデモ展開が待っているんですが、
このシークエンスは一番グッとくるポイント。
クレヨンしんちゃんの大人帝国の逆襲にも近いテーマでもあるし、
1つの人間論にもなってる。その人間代表が彼らっていうのが、
間抜けにも見えるし、愛おしくもある。
こっからのエンディングまでも、
「えーっ!」って何回も言っちゃうようなことばかり。
やっぱこのトリオの映画はもっと見たいと思わされる作品でした。

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