2014年5月11日日曜日

プリズナーズ



先輩からの鬼pushもあり、鑑賞してきました。
fucking crazy!と言いたくなるような映画で、
久々にサスペンスのオモシロいやつ見た!って感じ。
予告編を見たときには「狼の死刑宣告」よろしくな
ビジランテものかと思いきや、超サイコな仕上がり。
監督はカナダ人のドゥニ・ビルヌーブという人で、
過去作もそんなにたくさんないから、
これからグイグイきそうな予感がします。
アメリカの田舎町が舞台で、
2つの家族が感謝祭を祝っていたときに、
それぞれの家族の娘が失踪する事件が発生。
直前にキャンピングカーで遊んでいたのを見かけていたため、
その車に乗っていたポール・ダノ演じる容疑者を逮捕。
しかし、彼には10歳程度の知能しかなく、
物証も見つからず釈放されます。
しかし、それに納得しない
ヒュージャックマン演じる父親がある行動を起こし…という話。
いかんせん、事件が起こったあとから、
全体に不穏な空気が流れていて怖い。
子を失った親の狂気っていうのは理解できるんだけど、
ヒュー・ジャックマンのTortureがハンパねぇ。
はじめはひたすら殴ってるだけやけど、
後半は小さい部屋みたいなところに閉じ込めて、
熱湯or冷水を浴びせまくるというね…
一方でジェイク・ギレンホール演じる刑事は
ポール・ダノに見切りをつけて、別路線で捜査していた中で、
いかにも怪しいやつが容疑者として浮上。
コイツをなんとか逮捕するところまで漕ぎ着ける。
この逮捕シーンが一番気持ち悪かった…
ホントこんな嫌なことよく考えるよな!と思いました。
逮捕したはいいものの、
こいつも頭がおかしくて、一切自供しない。
しびれを切らした刑事が詰めよったところで最悪の結果に。
捜査が振り出しに戻るものの、
片方の家族の娘が見つかり保護される。
そこでヒュー・ジャックマンが真相に辿り着くんだけど、
容赦ない展開となる。本当にビックリした。
コイツか〜と思いましたw
細かいギミックが好きで、謎のジュースや監禁場所とか。
あと彼を撃つときの堂に入った感じも良かった。
刑事の目が見えない運転シークエンスも好きでしたね。
特筆すべきなのはエンディング。
あのかすれた笛の音が忘れられないし、
えっっていう形で終わるのも込みでサイコものとして最高でした。

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