2014年8月23日土曜日

マダム・イン・ニューヨーク



インド人がNYを訪れて英語を学び…という予告編を見て、
英語難民として興味を持ち、見てみました。
読み書きはそこそこできるんですが、
話せないというコンプレックスを持ってまして。
仕事上もヒスなので、英会話行かないとなーと思いつつ、
なかなか最初の一歩が踏み出せず…という状態。
本作がなにかのきっかけになればという気持ちだったんですが、
完全にヤラレちゃいました!
インド映画なのでベタめなんですが、
持たざるものが自らの言葉を手に入れて、
苦難を乗り越える話でアガラない訳がなかろうよ!
(あくまで個人的な好みですが。笑)
インドは2014年現在、どんどん発展してきている訳ですが、
ヒンドゥー教に基づいた封建制や、英語弱者の人もいる状況は、
日本人にも思い当たる節が大いにあるように思います。
主人公はインド人の婦人。
インドの公用語は英語とヒンディ語の2つある中で、
旦那さんは仕事では英語だし、娘、息子の学校での公用語も英語。
奥さんだけが英語を話せず、家族から馬鹿にされてる。
そんな中でNY在住の奥さんの姉の娘の結婚式準備のために、
5週間のあいだNYに滞在することになります。
カフェでろくに注文もできない街で嫌気がさすものの、
「4週間で英語がしゃべれるようになる」という広告をみつけ、
英会話教室に通い始めて…というお話です。
前半は彼女が英語を話せないくだりが続くんですが、
どれも辛くてですね…「ジャズ」の発音に始まり、
学校の先生との面談、カフェでの注文などなど。
とくにカフェでの注文シーンは地獄絵図。
そんな彼女も英会話教室に通い始め、事態は変化し始める。
NYの英会話教室には自分と同じように英語が話せない
色んな国の人達が集まっていて、
共に切磋琢磨し、英語が話せることの楽しさを覚えていく。
結婚してからは受動的な人生だった彼女が、
能動的に何かを学ぶようになり、
必死に勉強する姿はグッときました。
とくに映画館行ってから、家でもDVD見ながら、
自主勉強するシーンが好きだし、身につまされたなぁ。
前半にNYを訪れる際の飛行機で隣の席だった人が
彼女に伝える「初めて」の大切さの話がリフレインしました。
能動性の獲得というのが、
インド社会の封建制からの離脱でもあるのもポイントで、
女性が自立する話にもなっています。
インド映画らしく感情表現を歌で見せるのもナイス!
とまぁここまで色々語ってきましたが、
本作はなんといってもラストのスピーチシーンに尽きる!
たどたどしくも、きっちりとした英語で、
自分の感情を伝える彼女の姿に号泣メーン!
これきっかけでキッチリ英語の勉強始めたいと思います。

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