2014年9月28日日曜日

NY心霊捜査官



全然ノーマークだったんですが、当ブログでおなじみの
人の心を失った先輩が楽しそうに見ていたし、
参考にしてる映画reviewerの人が軒並み見ていたので、
その波に乗って鑑賞いたしました。
ホラーサスペンスなんですが、邦題とはおよそ似つかない、
エクソシスト系の取り憑きもの映画でした。
1人で家で見てたら怖くて全部見れなかったかも…
バイオレンス系は平気でよく見るんですが、
ホラー系が苦手で、映画を見るときに「怖い」という感情を
求めてないっていうのもあるんですが、1人で処理できないし、
日常生活に支障をきたしますしね。笑
言い訳が長くなりましたが、
久々に見たら、これはこれで楽しいかもと思えました。
冒頭、イラクでの戦闘シーンから始まり、
えっ?となるので掴みはOK.
主人公は刑事で、勘が働く=霊感が強い男。
警察に通報があって、その勘が働いた事件に対して、
自ら進んで捜査に取り組む。
そんな中で母親が赤ん坊を側溝に投げるという事件、
DV事件、地下室での殺人事件の中に接点を見つけ、
それが悪魔の仕業であるように思え…というお話。
怖がらせ方として、「ワッ!」という演出しか無いんですけど、
実はそれが動物でした〜みたいなことが多かった印象。
(猫の磔のやつ、夢に出てきそう…)
主人公は神を信じてないんだけど、悪魔の声に敏感。
自分1人にしか聞こえない音や声、見えない映像に苦しむ。
こういうホラー映画見る度に、
ホント嫌なこと考えるの上手いよなぁと思います。
しかも、近年のVFXおよび特殊メイク技術の発展に伴い、
リアリティは増すばかりなので、とても怖い。
あと音楽が大きくfeatureされていて、それがDOORSの曲。
この辺りの詳しいことはコチラを参照ください→リンク
DOORS=現世と別の世界への扉みたいなことなんですが、
FRESHだなーと思いました。
悪魔要素に加えて、刑事サスペンスとして楽しむ余地もあって、
MADな警官が家庭を顧みないくだりは好きでした。
娘にも悪魔の手がかかるんだけど、
前半で登場した何の変哲もないファニーなおもちゃが、
反転して、めっちゃ怖い演出に使われるのも良かった。
牧師が登場してからはエクソシスト的な展開が加速。
正直、この悪魔系の話はキリスト教の概念、価値観を
勉強しないと100%楽しめないと、いつも思う訳です。
怖いものは幽霊という価値観で育ってきてるしね。
ただ、悪魔ばらいのくだりは無駄に迫力満点でナイス!
オチが平和過ぎて、少し食い足りなかったけど、
ホラーはたまに見ると楽しめるなぁと思いました。

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