2015年7月18日土曜日

アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン



見ない訳にはいかないということで見てきました。
予告編での「愛」押しや世界各国からの遅れての公開と、
公開前から諸々言われていた本作。
アベンジャーズシリーズは、
アイアンマン3作、キャプテンアメリカ2作で、
マイティ・ソーは全くの未見という偏りっぷりですが、
十分楽しむことができました。
前作は最悪の3D環境で見たこともあり、
今回はIMAX 3Dで鑑賞したことも功を奏したかな?
本作では前作で個人的に気になっていた矛盾点を
逆手にとって魅力に変えてきたので、
僕は断然本作の方が好きでした!
今回はロキの杖が事の始まりで、
それを基に全自動防御ロボを使ったウルトロン計画を
トニー・スタークが目論むものの、
人工知能が暴走し、人類を滅亡しようとする。
それをアベンジャーズで阻止しましょうという話。
冒頭、ヒドラのアジトにロキの杖を
get backしにいくシーンから始まるんですが、
いきなりアクションガンガンでテンション上がる!
予告編でも使われていた、横並びのショットも
IMAXで見ると奥行きがあって最高にカッコイイ!
ソーの杖を無事に手に入れて、
それを使った人工知能を作成しようとしたところで、
最狂の敵となるウルトロンが誕生。
この誕生直前のパーティーシーンがくだらなくて好き。
ドン・チードルのすべらない話や、
ソーのハンマーのくだりは大きなフリになっている。
ウルトロン+ヒドラの改造人間2人と戦うんですが、
改造人間2人が素晴らしくて、それを演じるのは
アーロン・ジョンソンとエリザベス・オルセン
アーロンはキックアスからついにここまで
来たかって感じですよね!
エリザベスは単純にかわいいし、
終わらない戦争の復讐原理を体現していて好きでした。
今回最大のポイントはジェレミー・レナー演じる
ホークアーイに大きくフォーカスしている点。
武器が弓で明らかに他のキャラクターとの格差があって、
パワーバランスがおかしいじゃん!
っていうのが前作で感じた矛盾点でした。
しかい、本作ではそういった彼の「人間」であることを、
生かした展開が多く好感大!
牧歌的な家の雰囲気を含めた極めてアメリカ的な家族観と
人工知能等のテクノロジーの対比もオモシロいし、
何よりも己の弱さを理解した上で、
それでもアベンジャーズの一員として戦う。
「でもやるんだよ!」の精神全開で胸が熱くなる。
エリザベスに力強く語りかけるシーンが最高最高!
もう1人の人間サイドといえば、
スカーレット・ヨハンソン演じる
ブラックウィドウなんですが、
こちらは多様性の許容といえばいいのかな?
モンスターとして暴走してしまうハルクが
人と異なっていることにナイーブなのに対して、
私だってモンスターなんだよと語りかける。
テーマとしては素晴らしいんですが、
なんか微妙な距離感なのでウーンって感じでしたね。
また、あることをキッカケに新キャラが登場するんですが、
これがまたビミョー…っていうのが、
見終わったあとの何とも言えない余韻に
影響していると思います。
だから何やねんっていう大仰な話をするし、
パワーバランスのインフレが始まる予感ビンビン。
ただラストのバトルシークエンスで、
彼はそこまで重用されることはなく、
既存メンバー+改造人間2人で戦います。
特にコンビネーションプレーがオモシロくて、
一番好きだったのがソーのハンマーで
キャプテンアメリカの盾叩くやーつ。
それぞれの持ち味を生かし、
それぞれの持ち場で戦うのはまさにアベンジャーズ!で、
設定として?な部分もそこまで気にせず見れました。
ラストの卒業展開+新機軸、
GOGとのコラボも予感させる締め方は
MCUの広がり方に否が応でも期待してしまう。
なんだかんだ言いつつ結局楽しめるので是非!

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