2015年8月14日金曜日

ジュラシック・ワールド



子どもの頃にロードショーで何回も見た記憶がある、
ジュラシックシリーズのリブート。
予告編で"Legendary"の文字を見た時点で、
期待は高まっていたんですがハンパなき仕上がりでした!
IMAX 3Dで見たこともあってライド性抜群。
USJのアトラクションさながらの迫力に加えて、
容赦のない自然界の弱肉強食の掟が
観客に突きつけられるんだから最高最高!
人間にとってuncontrolな巨大な生物が牙をむく
という点では進撃の巨人と似ていると思います。
CGスキルの差を棚に上げたとしても、
物語の構成や怖がらせ方は
明らかに本作が上手だと思いました!
(ネタバレするとアレな映画なので見た後に読んでね)

舞台はコスタリカの島にあるジュラシックパーク
そこでは遺伝子操作によって
様々な種類の恐竜が産み出されテーマパーク化している。
観客のインフレする欲望を満たすため、
めちゃ大きくて強そうな恐竜を産み出すが、
その恐竜の知能が高く暴走し…というお話。
冒頭、災厄を引き起こす恐竜が卵から孵化するんですが、
それがすげー気持ち悪くてナイス。
主人公である兄弟が両親から離れ、
研究者の叔母クレアを訪れ、ジュラシックパークを楽しむ。
彼らが訪れる事でパークの全体像を紹介していく。
ジュラシックパークといえば、
ジョン・ウィリアムズ謹製のテーマソング。
あれがかかった瞬間に世界がパーッと開ける瞬間の
開放感とワクワク感はたまんない!
恐竜によるパニックが起こるまでに
手早く全体像が前半で紹介されるんですが、
手際がいい上に
今回の恐竜は遺伝子によるハイブリッド型で、
知能は高いし擬態できるし赤外線もちょろまかす。
遺伝子というロジックに加えて、
色んな生物(イカ、カエル)の特徴っていうロジックも
興味深いな〜と思いました。
そして、とにかく強くて野蛮!
この圧倒的な存在から逃げ続け、なんとか打開策を展開していく。
2人の兄弟が教われるシーンは予告でも流れてましたが、
あんなもんは序の口でこのシークエンスの恐ろしさたるや。。
(ジミー・ファロンの音声案内は個人的にアガッた!)
怖さを増強しているのは見せ方だなぁと思っていて、
恐竜の全体像はあまり見せずに口だけ、足だけと
部分的に見せて溜めに溜めてガシャーッ!だから恐い!
パーク側の主人公はクリス・プラットで
ラプトルを飼育し調教している。
このラプトルを使ったシーンはどこもオモシロくて、
バイクで並走するシーンが好きでした。
また恐竜と人間の関係を象徴するのがラプトル。
100%服従でもないというフリが効いていて、
どっちつかずな不安定な存在で、
こちらの緊張感を煽ってくるし、
自然を制圧しようとする人間への警告のようにも見える。
クリス・プラットとクレア叔母さんの
謎のラブ関係も含めて後半は笑かしポイント多めなのも、
夏休み映画っぽくてナイス!
それと容赦のない自然の掟とのギャップが良くて、
特に怪鳥襲撃シーンでの怪鳥・人間まとめ食いは
食物連鎖の仕組みを一発で分からせてくれる。
無双状態だった凶悪恐竜を止めるのはT-REX!!
この首元を狙ったどつき合いシーンは眼福。
伏線もバッチリで超アガるバトルでした!
進撃の巨人にないものがすべてここにある!
なのでIMAX 3Dで夏休みに見てね!

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