2015年9月13日日曜日

カリフォルニア・ダウン



先日東京で地震があったのですが、
全く気付かないまま寝ていました。
そんな日にふさわしい1本だ!と思い見てきました。
主演がドウェイン・ジョンソンの
地震・津波系ディザスター映画という情報は
知ってたんですが、イイ意味でも悪い意味でも
それを裏切らない作品でございました。
ドウェイン・ジョンソン演じるレイは、
LAの消防隊に務めており、奥さんと離婚協議中。
1人娘がいて、その彼女の大学への引っ越しの日に
マグニチュード9レベルの大地震がサンフランシスコを襲い、
レイが家族を救出するというお話。
最初、ある女の子が危なっかしい調子で
ドライブしてるシーンから始まり、
いきなり崖崩れが起こって、
「え、しょっぱなから地震?!」
と思いきや、ここはレイの救出スキルの高さを示す
お膳立てシーンでした。
しかし、お膳立てとはいえ、
このシーンも相当ハラハラする仕上がりになっていて、
ツカミばっちりで物語に引き込まれる。
そこからレイ周りの家族と
カルフォルニア大学の地震学の教授の
主に2つの視点で物語は進んでいきます。
(教授役はポール・ジアマッティ!)
地震が起こる前に教授の本作の地震に関する
諸々が紹介されて、地震が実際に起こってしまう。
ファーストインパクトがダムの決壊なんですが、
ここの迫力は凄まじかった!
女の子の救出は胸が痛くなるばかり。。
ここから更にサンフランシスコを中心とした、
LAへのセカンドインパクト、サードインパクトが発生。
もともとアメリカでは地震が少なく、
備えが少ないという前提があるのか、
とにかくビルというビルがガンガン倒壊していきます。
3.11から4年経ちましたが、やっぱりあのときに見た、
ニュース等での映像がフラッシュバックしました。
とくに津波のシーンはモロにそれなので
キツい部分があるかもしれません、、
実際、横のカップルの女の子は泣いてました。
ディザスターものはどこにフォーカスするかが見所で、
近年見た地震ものだとヒア・アフターやインポッシブルがあります。
これらは地震・津波が発生したあとの
人間関係にフォーカスしていますが、
一方の本作はあくまで地震・津波自体の恐ろしさにフォーカスした
パニック映画の要素が強かったです。
VFX技術の進化に伴って、とにかくリアリティが凄まじく、
なおかつ息つく暇もなく次から次へと災厄が襲ってくる。
ゆえに見ててずーっとハラハラしてました。
父・娘物語でもあるんですが、
この娘が相当なタフネスを持っていることから、
96時間シリーズを想起したりしましたね。
しかも娘の決断の一つ一つが、
彼女および同行した兄弟の命を救っていく。
主人公のドウェイン・ジョンソン兄さんは
案の定というべきか圧倒的無敵感を発揮。
津波を回避するシーンとかマジか!となりました。笑
ただ彼には娘を水難事故で亡くしているという、
バックグラウンドがあり、それを十字架として背負い、
誰も死なせない!という決意が随所で見れます。
自責の念を奥さんに吐露したあと、
奥さんが言うセリフがオモシロくて、
「あなたが助けられなかったた、誰も助けられないわ」
そりゃそうだわ!無理に決まってる!と納得した次第。
ラストの締め方もThe USAな展開で悪くなかったです。
気軽に見れそうで意外にショックは大きいかもなので、
これから見る人は心して見てください!

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