2015年10月17日土曜日

ファンタスティック・フォー



MARVELがファンタスティック・フォーをリブート、
しかも監督がクロニクルのジョシュ・トランク!
ということで見てきました。
ネットで評判が悪いのを散見していましたが、
確かにコレは…という仕上がりでした。
前半のクロニクル的な展開はオモシロかったんですが、
なにしろ後半が大惨事だったので…
バジェットも違うし、原作ありき、続き物なので、
安易に比べられませんが、
クロニクルのほうが圧倒的にオモシロいです。
前のファンタスティック・フォーを見ていないので、
そっちも早く見てみようと思った次第です。
主人公はセッションで一躍有名となった、
マイルズ・テラー演じるリードという青年。
彼は子どもの頃からテレポーテーションマシンを
開発し続けていて、それに目を付けた財団にスカウトされ、
そこで他の若き天才たちと共にマシンを完成させる。
最初の搭乗者として、開発者の若者が乗り込み、
異次元の世界を訪れそこで浴びたパワーによって、
特殊能力を身につけるものの…という話。
MARVELのロゴがいきなり登場するという、
一連のシリーズでは珍しいタイプ。
前半はリードの子どもの頃から、
マシンが完成するまでを描いていきます。
ジョシュ・トランクが撮ったということもあり、
能力を得るまでの時間が相当長い方だと思います。
タイプの異なる若き匠たちが
徐々に仲良くなり同じ目的に向かっていく姿は
青春映画らしくて楽しかったです。
(勉強から始めるあたりは理系的にアガる!)
個人的にはマイルズ・テラーと
マイケル・B・ジョーダンの2人が好きなので、
彼らの共演が見れただけでも嬉しい。
マイルズはナードな役はめっちゃハマってて、
図書館のシーンはなかなかの甘酸具合。
マイケルは直情型の男子を体現してて良かったです。
一番好きなシーンはマイルズが
マイケルのグータッチを手で包んでしまうところ。
包むんかい!とツッコミたくなる最高さ。
調子こいて悲劇に遭うところは
モロにクロニクルな訳ですが、
そもそも見所の少ない本作の中でも
一番スリリングだったように思います。
また、能力を身につける→モルモット化
→能力の掌握という流れもオモシロかったです。
ここまで述べてきたように細部というか、
物語を構成する各パーツはオモシロいんですが、
話全体および後半は結構残念な仕上がりで…
話全体の点でいえば、地球外のエネルギーを得るために、
テレポーテーション技術を得ようとするんだけど、
このエネルギーがあまりにもボンヤリし過ぎていて…
マクガフィンとは言い切れないレベルで、
物語に関与しているんだから、もう少し説明が欲しかったです。
後半はマジかよ…というレベルのしょぼさでビックリ。
外国映画で演技が気になるってことは
あんまり経験ないんですが、
マイルズの演技もなかなかにキツかったです。
(セッションが彼の実力だと信じたい)
IMDBでチェックしてたら、
もとは140分近くの作品を想定していたけど、
100分まで圧縮してしまったことや、
アクションを3つカットしたことが明らかになっていて、
後半の肩すかし具合に、めちゃめちゃ納得しました。
ラストにタイトルどや展開があるんですが、
手前で萎えまくりなので響かずに終わりました。
(エンドロールでEL-Pの名前見てアガったけど→リンク)
続くのか、続くとすれば誰がケツを拭くのか、
その辺も楽しみですが断然アントマンをオススメします!

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