2016年8月28日日曜日

平成ガメラ三部作

シン・ゴジラの話題が冷めやらぬ昨今ですが、
作品を語る中でよく言及されていたガメラが気になり、
これを機会に平成ガメラ三部作を見ました。
何回かガメラを映画館で見ていて、
子どもの頃はかなり好きだったんですが、
改めて大人になって見ると童心をくすぐられつつも、
大人だから楽しめる部分もあって満足しました。

1. ガメラ 大怪獣空中決戦



平成シリーズとしてガメラが初めて地上に現れる。
敵はギャオスという鳥の怪獣で、
ガメラが味方なのか、敵なのか、
曖昧な中でガメラがギャオスと必死に戦って
人類を守ってくれるという話。
福岡ドームでのギャオス捕獲作戦のアナログ感が
たまらなく好きでしたし、
昼間の東京における最終決戦も胸が高まりました。

2. ガメラ2 レギオン襲来



最高傑作との呼び声高い作品。
この3作だと自衛隊の登場率がもっとも高い作品で、
確かにシン・ゴジラと似た部分がありました。
半導体の材料であるシリコンをエネルギーとする怪獣
というデバイス時代を予見し、
その依存社会に警鐘を鳴らすような内容。
大量発生したスモールレギオンがとても気持ち悪かった…
特撮による怪獣同士の戦闘シーンが派手でかっこいいし、
自衛隊の戦闘シーンのバランスが良かったです。
人類も捨てたもんじゃない!やればできる!
インターネットを守ってくれてありがとう、ガメラ。

3. ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒



ガメラの怖さを強調する前半が抜群でした。
阿鼻叫喚の絵図となるのが渋谷というのがグッとくるし、
現在の渋谷と異なる街の風景も見所の一つ。
中盤がモロにCG黎明期な感じで残念な気持ちになるんですが、
ラストの京都での戦いはバッチリな仕上がり。
応仁の乱以来の京都炎上っぷりで、
あれだけ京都駅を壊された安藤忠雄の感想が知りたいところです。

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